死ぬまでバンギャルでいさせて

とある人を追いかけている日記

あの頃ペニー・レインと

 

 

古本屋で、

バンギャル ア ゴーゴー』

という、スルーできないタイトルの小説を見かけて、買おうと思ったら全3巻のうち2巻と3巻しか無かったので、諦めて帰宅。

ネットで買おうかな〜と思って調べていたら、なぜかこの映画の事が書かれてる記事にたどり着いた。

 

あの頃ペニー・レインと

 

変なタイトル〜と思った。

原題→Almost famous

って、全然違いすぎるよ(笑)

あらすじを読んで、なぜバンギャルアゴーゴーからこの映画に飛んだのか理解した。

 

ざっくり言うと、海外のロックバンドと、その追っかけ(グルーピー)をしているペニー・レインという女の子と、バンドの取材をしながらツアーに同行する事になった少年の話だ。

 

 気になる!!!!!笑

 

そして、ずっと気になっていたこの映画を、昨日やっと借りてきて観ることにした。

 

以下はネタバレ。

 

 

『ペニー・レイン』というのは、リヴァプールにある通りの名称らしい。The Beatlesの曲にも、この通りの名前がついた曲があったり、要するに追っかけの女の子が名乗っている名前は誰もが偽名とすぐに分かる偽名なのだ。

まるでバンギャのライブネームじゃん(笑)出だしから親近感。

そして、ペニー・レインはただのファンじゃない。いわゆるグルーピーと言われるやつで、関係者パスで会場に入り、バンドマンと繋がり、関係を持って、ツアーに同行して、ライブはステージ袖で見て、そして同じホテルで滞在を楽しむ。

V系バンギャ風に言えば、狙いギャ…になるのかなぁ??

でも観てみたら、それとも少し違うような…、やっぱりいろいろな感情があって、ファンなのか、狙いギャなのか、ガチ恋なのか、は簡単には分類できないものなんだなぁと改めて思った。

 

出だしから、かなり感情移入して観てしまって、あっという間の2時間だった。

 

ギタリストのラッセルには本命の彼女がいて、ペニーもそれを知っている。

だけどペニーは、バンドを盛り上げたいだけ、そのためにそばにいる、というスタンスで、あくまで彼女になりたいとか、本気ではない、ファンだと言い張る。

ルーピー(バンドマンと寝たいだけの女の子)と一緒にしないで!と言うのだ。

 

本気にならなければ傷つかない。

 

とも言っていた。

…私みたい(笑)

 

でも本当はどこかで愛されたい、と願っている…そりゃそうだ!(笑)

それでも結局ラッセルに遊ばれて、彼女に嫉妬して、突き離されて、ボロボロに…そして自殺未遂。

 

…笑えない。

 

最後はバンドマンも、ペニーはファンだったのに酷いことをした、みたいになるのだけど、ペニーはもうバンドマンとは決別して、ずっと夢だった海外に行く!それが現実に戻るという事なんだ、みたいな感じでした。

 

そうだよね。そうなりますよね。

これはハッピーエンドなの???

私はやっぱりそれがハッピーエンドに見えなくて、とても悲しかった。

 

 

バンドにとってファンてなんなんだろう。

そんなものなのかな。

 

 

 最後にペニーを好きになってしまった少年が、バンドマンにブチ切れるシーンがあって、そこで少年の言ったセリフがとっても良かった。

 

All she did was love your band. And you used her, all of you! You used her and threw her away! She almost died last night while you were with Bob Dylan. You guys, you're always talking about the fans, the fans, the fans; she was your biggest fan, and you threw her away! And if you can't see that, that's your biggest problem. And I love her! I love her!

 

英語の日本語訳ってあまり好きじゃないから、私の勝手な雰囲気翻訳を書きます(笑)

 

彼女はバンドを愛してた!
それなのに、お前は彼女を利用した。お前たちみんなが!お前たちは彼女を利用して捨てたんだ!彼女は昨日死にかけたんだぞ!
お前たちがボブ・ディランと一緒にいて浮かれているときに!
お前たちはいつもファンの話ばかりしているけど、彼女はお前たちの1番のファンじゃないか!それなのに見捨てたんだ!
もしこの事を見過ごすなら、お前たちは本当に最低だ!
それから…僕は彼女を愛してる!

愛してるんだ!

 

はい、私得意の勝手な雰囲気翻訳です。

 

だれかー!!私の本命にも言ってあげてー!!笑

本気でそう思ってしまった。笑

 

そして、もう1つ凄く良かったセリフは、ペニーと仲の良いグルーピーの先輩?のような女性(サファイア姉さん。笑)が、最後にバンドマンに向かって言うセリフ。

(若い新入り?のグルーピーの子を見ながら)

 

 They don't even know what it is to be a fan. Y'know? To truly love some silly little piece of music, or some band, so much that it hurts."

 

はい、雰囲気翻訳いきます。

 

あの子たちはファンになるという事がどういう事なのか、まだ分かってないわ。

あなたには分かる?

本気でバカげた音楽やバンドを愛するっていう事は、自分自信がボロボロになるっていう事なのよ。

 

深い。サファイア姉さん…さすがです。

この映画のまとめのようなセリフだ。

…本当その通りかもなぁ。

これは、ペニーの事だけじゃないと思った。

少年も、ロックを愛していただけなのに、バンドに近づいた事で見たくないメンバーの喧嘩やイザコザに巻き込まれたり、ダメなところをたくさん見たり、嘘をつかれて傷付いたりする。

好きだから近づいたのに、そのせいで傷付いたりするんだよね。

 

夢を見ていたのに、近づけば近づくほど、知りたくない事を知ったり、見てしまったりして、傷付く。

でも、好きだから知りたい!と思って深入りしてしまうのは、ファンとして当たり前だと思うし、深入りしてしまうのは、愛があるからだ。

 

これは本当に、あるあるだよ。

そして、それをバンドマンは知らない。

 私たちが、どれだけ真剣にファンをやってるのか。

 

この言葉を聞いて、ラッセルはペニーに連絡をするんだけど、そこで仲直り〜とならなかったのが、寂しかったな。

良い終わり方ではあるけど!

 

私はできればずっとずっとペニーにはファンでいて欲しかった…単なる感情移入による希望でしかないけど。

 

私はペニー目線で見すぎたのだけど、決して色恋沙汰がメインというわけではなくて、少年の家族とのぶつかり合いだったり、バンドメンバーの葛藤とか、いろんな要素があって、すごく良かった。

 

1番好きなシーンは、バンドメンバーが大喧嘩したあと、逃げ出していたラッセルを連れ戻し、移動のバスの中で誰も口を開かず、重苦しい沈黙が続く中で、流れていた曲Elton JohnのTINY DANCERをみんなが少しづつ歌い出して、最後は全員が笑顔で大合唱して、無事仲直り〜となるところ。

泣きました。

 

こんな風に…ならなかったのかなぁ。

本命のバンドは〜とどうしても至る所で本命の事を重ねて見てしまうし、なんだかもう個人的には胸がいっぱいでしたー。

 

 

これは…ぜひバンドマンの方に見てもらって感想聞きたい(笑)

恐らくこれ見たからって、ファンを大切に〜とはならないと思うけどさ。

私の本命にも一度見てもらいたいな。

 

ファンでいる事も、とても大変な事なんだよ。

 

勝手にしろって言われそうですが…

 

私は傷付いてボロボロになっても、逃げたりしない!!

 

おわり。 

 

あ、オススメは吹き替え。

字幕の翻訳がちょっとだけ難しかった。